冬の天体観測

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心地よい季節は、とても短くて、数日前に、うさぎのマロンちゃんの小屋にも古いお布団を、かぶせました。
毎夜、そのお布団を垂らしに、うさぎさんのおうちに行くとき、空を見上げると、星がとっても、きれいにまたたいています。

今朝、チェックアウトされるとき、お客様が、夜、じっと夜空を見ていたら、流れ星が、スーッと落ちて行って、びっくりした
ってお話しをしてくださいました。
もしかしたら、人生初めてかもって。

そういえば、ここにきて5年、こんなに星がよく見えるところに住んで‥
さらに言えば、60云年生きてきて、わたし‥‥流れ星たるもの、見たことありません。
夏の、流星群の時期に、電話していた相手が、今、流れ星見えたと言ったから、見たような気になったことはあったけれど。

せっかくだから、今年こそ、焚き火をして温まりながら、冬の星座を眺めてみようと思います。

もし流れ星を見つけたら、一瞬に何を願うか、考えておかなくてはね。

シクラメンに思うこと

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園芸店には、シクラメンが並ぶ季節になり、aoieの花壇に残っている、シクラメンの球根からも、葉っぱが姿をあらわしました。
昨年の花後に、5株残ったシクラメン、今年は、いったい、いくつ花を咲かせてくれるでしょう。

この花壇は、忘れることのできないある方からの贈り物です。

4年あまり前のある日、こんな立地の良くないカフェを目にとめ、ふらりと立ち寄ってくれたお年を召したダンディーな男性。
その日からずっと、営業日にはコーヒーを飲みに来てくださった。

3年前のちょうど、こんな季節に、そのお客様は、車に何袋もの土と、数ダースの花苗を積んで、やってきました。
そして、その辺の木の切れ端や、棒を突き刺して、壁を作り、その中に土を入れ…

写真のような花壇を作ってしまったのです。

お客様は、80歳を超えて、既往症もあり、完全な健康体ではありませんでした。
「いつ、来られんようになるかわからんから、動ける間、飽きるまでせっせと来るよ」
淡路島の反対側の海岸沿いから小一時間かけて、aoieからお気に入りのどこかを経由して、夕方再度寄ってくれる日もありました。

「○○○の店は、きらきら豪華に光らせて、色とりどりの花をわんさと植えてる。よし、僕がこしらえてやろう」
aoieのガーデンは、宿根草が多く、お客様は、もっと華やかにしたら、お客様が増えると思ってくれたのかもしれません。

その姿は、園芸好きだった父を思い出させました。
いつも、いつも、優しかった。
父もあの方も。

「なんで、客が来ないんだろうな。景色がよくて、こんなにいい店なのに。
そのうち、いっぱい来てくれるから、続けるんだよ。お客さん大事にしてね。」

引退前は、大きなお店の支配人だったと、ご自分の体験談を講じてくださることもありました。
たまに、内心、デジタル時代の現代にはちょっとね‥‥と苦笑することはあったけれど、役に立つお話に聞き入ったものです。

ときどき、入院しててしばらく行けないと携帯から電話が入って、心配していると、またひょこっと顔を出してくれたり、のようなことが何度かくりかえされました。
そして、2年前の挽夏、免許の更新を忘れて、車を手放したと、自転車で来てくれました。それから、もう一度、電動自転車に買い替えて。

前年に植えてくれたシクラメンは、半分ぐらいに減って、葉っぱが出たばかりだった。
それを見て、「また買って、持ってきてあげようね」と、あの方は言い、「自転車じゃ無理ですよ。大丈夫です」と私は、答え‥

「ここに来るのがたのしみなんだ」と手を振って、自転車に足をかける後ろ姿を、見送った10月末のある日が、最後になってしまいました。

しばらくたって電話をかけてみて、使われていないことがわかりました。

持ってきてくれる‥と最後の日、あの方は言ったので、わたしは花を買って植えることはしません。

その代わり、あの方に似た、人形を置きました。
いつも、見守ってくれるように。

来し方、私は、いろんな場面で恩人に出会いましたが、近い過去、コロナと同時のオープンで、慣れぬ地で途方に暮れた日々、私を支えてくれたのは、あの方で、まさに恩人でした。

あの方は、老人ではありませんでした。
いつも、どこか痛い痛い、と言いながら、このひとけのないカフェのために、何かしてあげようという気持ちがあふれて、こぼれんばかりでした。

おそらく、80歳半ばで、自転車で反対側の海岸までの移動はできず、自宅のご近所でお元気にしていてくださると思っています。
今から思うと、あの方と過ごした長さより、会わなくなった時間の方が多くなったというのに、いまだに思い出し、ことあるごとに、幸せをお祈りしています。

そして、あの方を思い出すとき、「人が去った後に残るのは、集めたものではなく、与えたものである。」
という有名な言葉が、いつも脳裏にうかびます。

役に立てること。
あの方のように、どなたかの心に残るように生きたいと思うのです。

新メニュー aoie自家製ソースのボロネーゼ

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申し訳ないのですが、aoieには、ミールメニューが少なくて、ランチには向かないカフェだと思っています。

ティータイムをお過ごしいただくだけで感謝していますが、お昼を食べそこなったお客様のために3種類のピザをご用意しています。

 

   ☆aoie菜園で栽培したオーガニック野菜中心の 季節の野菜ピザ

   ☆美味しいお葱の 奈良漬けピザ

   ☆もちろんオーガニック スィーツにも   安納芋のピザ  

それに加え、ちょっとした食事代わりの ボロネーゼピザを、この秋、加えました。
ひき肉を焼き付け、赤ワインや香りの野菜、カットトマトを煮込んで、お店で作ったソースです。

ただ今の季節は、お茄子のトッピング
バジルも、さわやか。
これも、aoieで実っている季節限定です。

ぜひ、味わってみてくださいね。

お気に入りのガトーショコラ

aoieでお出ししているケーキの中で、店主の私が一番好きなのは、『ガトーショコラ』

チョコレートに目がないのです。

バンホーテンココアの風味も。

できるだけ、体の負担にならないように、砂糖を極力減らしたり、キビ砂糖にしたり。
グルテンフリーに近づけようと、米粉を半分。
バターも半分にして、こめ油で軽くしたり。

以前、ベルギー産のチョコを使っていますと説明していましたが、3か月ぐらい前からは、国産です。
カカオ類は、今後も仕入れが大変になるでしょう。

スウィーツ好きの方には、物足りないかも‥ですが、
足しげく通ってお召し上がりくださるお客様のために、お体の負担にならないよう工夫しています。

秋から冬は、ガトーショコラの出番も多くなりますね。
本当に、おいしいスィーツです。

#aoie
#aoie淡路島
#淡路島西海岸絶景カフェ

aoieのクリームソーダ

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今日は、カフェのメニューについて、一番最初に決まった、クリームソーダのお話です。
それは、絶対にあおいろのソーダにしようと決めました。

そのころの多くのお店は、クリームソーダといえば、昔懐かしい緑のメロンソーダにチェリーというのが定番でした。
でも、このおうちとの初めての出会い、青い屋根、青い海、青いお空に心奪われたひとめぼれの瞬間を思い出し、
青いクリームソーダとさわやかなレモンをかわいいグラスに閉じ込めました。

晴れた日、遠い沖を、タンカー船が行くのが目に入ったとき
わたしはよくユーミンの『海を見ていた午後』という曲を思い出します。

ソーダ水の中を 貨物船が通る
小さな泡も恋のように消えていった

紙ナプキンには インクがにじむから
忘れないでって やっと書いた 遠いあの日

すっかり、年を取ってしまったけれど、
ほんの少し、ほろ苦い思い出もよみがえります。

aoieにいらしたら、クリームソーダを透かして、懐かしい思い出に出会ってみてください。

先日、昼下がりに男性同士でお越しいただいたお客様が、
ユーミンの歌みたいなお店やなあ。
とおっしゃっているのを、聞きました。
おそらく、同年代かな?

ドルフィンって屋号にすべきだったか?

いえいえ、やっぱり  aoie がお気に入り♡♡♡

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奈良漬ピザのおねぎのこと

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前回の投稿から、随分経って、間が抜けてしまいましたが😅

奈良漬ピザの重要な材料、ネギについて、書く予定でした。
今年は、例年にもまして酷暑続きで、aoieの畑にも雨が降らなくて、ネギが不作でこまっています。

このネギは、家庭菜園や花作りが得意だった母から譲り受けた野菜で、いわば形見の一つです。

晩年、一人暮らしだった母は、小さな庭に自分が食べるぐらいの野菜を育てていて、ネギもその中の一つでした。

その頃のわたしはいつもバタバタ暮らしていました。
仕事帰りに母のところに寄っても、玄関でものだけ渡して帰ることが多くなっていて、いつも母は寂しそうに見送ってくれました。
そのときも、いつものように、じゃあねと玄関の引き戸を閉めようとすると、母の声が追いかけてきました。
「門扉のとこにある植木鉢、絶対に持って帰ってね」
「またこんど!」と私。
「こないだもそう言って持って帰らなかったから、もう持ちやすいように袋に入れてあるから!絶対便利やから持って帰りや」
母は足が悪く、追いかけられないので、しつこく声で追ってきます。
わかったぁ~と、しかたなく、その植木鉢を車によいしょと乗せました。

それから、まもなく、母は突然お空に行ってしまいましたので、あの日、私は面倒くさがらずに、よく持って帰ったものだと自分を褒めてやりたい気分です。

それは、万年ネギで、母の言葉に嘘はなく、どれほど便利か…

奈良から淡路島に連れてきて、毎日、食卓に上ります。
そして、もれなく、母を思います。

さて、淡路島で営業しているのですから、本来は淡路島の食材を使うのがかなっているのかもしれません。

私も、開業前から色々考え、じっさいにメニューにしてみたのですが、淡路島の食材は手に入りにくく、その道の有名店がたくさん軒を並べておられます。

夫が拓いた地に実る野菜、懐かしい思い出の素材で、メニューを考えました。

おネギたっぷりの奈良漬ピザ、奈良漬は値上がりしていますが、いまだ1250円で頑張っています。
一度、召し上がって見てください。

aoieおすすめ 奈良漬ピザのこと

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淡路島には美味しいものが盛りだくさん、ピザも有名なお店がたくさんあるので、aoieでは、ほかには無いものを目指し、オリジナルのピザをご提供することにしました。
と言っても、残念ながら生地は自家製ではありませんm(_ _)m

私は、世界遺産法隆寺のある奈良県斑鳩町の出身です。
父はとても器用で、盆栽や庭づくり、骨董収集や三味線、いろんな趣味を楽しむ人でした。中でも、どこで覚えたのか、毎年奈良漬を作っていましたが、それこそ、畑を借りて、白瓜や、はやとうりの栽培から拘っていました。
杯で、白瓜の種をこそげている父の姿や、大量に積まれた酒粕のなんとも言えない香りを懐かしく思い出します。
父の奈良漬を楽しみにしてくださる方がいるので、父が亡きあと何年か母が引き継いでいましたが、良くは知らないけれど、奈良漬というのは何回も漬け替えて手間がかかるものらしく、夫が手伝うようになった頃、母が亡くなりました。
うろ覚えで、引き継ぐことが出来ませんでしたが、奈良漬はわたしにとって、身近なソウルフードです。

何年か前、同窓会で、酒屋を営む同級生が、造り酒屋で聞いた話を教えてくれました。その酒造会社の奈良漬は、昔、父から習いうけたというのです。
そう言えば、父からも、そんな話を聞いたことがありました。
父の丹精込めた仕事が、今も、どこかに受け継がれ、語られていることが嬉しく感じられました。

話はそれてしまいましたが、奈良漬は体に良いと言われる発酵食品です。
「 奈良漬 」と聞くと、抵抗を感じられるかもしれませんが、半信半疑で召し上がられたお客様が、たいてい意外に美味しい!と叫ばれます。
奈良では、奈良漬ケーキがあるほどですからね。

奈良漬ピザ… 1250円
薄型21センチで、ネギがポイントです。
ネギ嫌いの方は、ムリかもしれません。

ビールやワインのおつまみにも最高です。

ネギについては、また次の投稿で。。。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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あけましておめでとうございます

2024年も、キレイな夕日ではじまりました。
元旦から、大きな地震がおきて、時間が経つにつれ、甚大な被害が明らかになり、テレビ画面に映されています。

夫が現役時代、何年か金沢に単身赴任し、能登も何度か巡ったので、とても辛い気持ちになります。

今は、多くの被災された方の無事を、夕陽に祈るばかりです。

aoieは7日㈰から、カフェの営業を始めさせていただきます。
aoieプライベートキャンプは、3月14日まで、ディキャンプのみ、ご利用いただけます。
お問い合わせ、ご予約をお待ちしております。

年内の営業についてのお知らせ

ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
2023年も残すところ、10日となりました。
淡路島西海岸は、今日もかなりの強風に吹き晒されています。

さて、カフェの本年の営業は、カレンダー通り、25日㈪まで通常営業、26日㈫から29日㈬まではご予約のお客様のみの営業、30 31日は休業とさせていただきます。
どうぞ、よろしくお願い致します。

休業のお知らせ

ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
12月17日㈰勝手ながら、休業させていただきます。急なお知らせで申し訳ございません。よろしくお願い致します。